ハンドメイドで可愛いくオシャレなポーチの作り方-型紙から生地の縫製まで丁寧に解説!




増えていくカード類や通常バッグの中に入っている小物をひとつにまとめることができたら凄く使い勝手がいいですし、そんな便利なアイテムを自分のお気に入りのデザインの布地で制作することができたら素敵ですよね!

今回は、オールマイティに使い回すことができ、バッグの中でどうしても散らかってしまう小物類をひとまとめてにできるポーチをハンドメイドで自作する方法をご紹介します!

インスタはじめました

 完成品はこちら

今回作成していくポーチはこちら!

▼完成イメージ。

▼プラスナップ部分

▼上から開いて見た感じ。

手順1:まずは型紙の準備

布地を正しく切り取るための型紙を準備します。

クリアファイルから型紙作成

▼こちらが実際に使用する型紙。これ実は、事務用品としてよく使用する「クリアファイル」を切り開いて作成したものです。布地や接着芯に印をつけるのに便利です。

線を引く時は、油性ペンだと書きやすいです。

▼そしてこの型紙クリアファイルのそれぞれの辺の寸法はこちらを参照してください。

▼作成した型紙を使って接着芯を切り出して行きます。型紙がずれないように重しになるもの(なんでもいいです)をおいて印をつけます。

▼印が付けられたらラインに沿って切り取ります。

次に表布と裏布を準備

そして用意した表布と裏布を切っていきます。

サイズはそれぞれどちらも

  • 30.5cm×26cm

で切り出します。

表裏布を切り出す際は、外側に1.5cm幅の縫い代分が含まれているため、型紙で用意したサイズより縦横+3cm大きいサイズで切り出します。

▼そしてこのように、型紙から切り抜いた接着芯と、表・裏布をこのように用意できたら準備完了!

今回はブルちゃん柄が表布、ドット柄を裏布として使用します。

布地以外の素材

ミシン糸はポリエステルの60番、ミシン針11号、布地が厚い場合は14号、接着芯と消える印つけペンは100円ショップで購入しました。

また、縫う位置・縫い目がわかりやすいように赤色の糸を使用していますが 実際は布地に合う色の糸を使用していただければと思います。

手順2:接着芯の貼付け

次に接着芯の貼付けを行っていきます。

今回は裏布のほうが薄い布だったのでドット柄の裏面の方に接着芯を貼りつけていますが、本来は表布の裏面に接着芯を貼る方が布地に張りがでて型崩れしにくくなります。

▼裏布の裏面に接着芯をあててマチ針で仮止めします。その時、前述の通り縦横1.5cm幅の縫い代分ができるように止めましょう。

このように厚みの違う2枚の布を合わせて作る場合は 薄い方の布に接着芯を貼ることで 2枚の布の厚みのバランスを取ることができます。

接着芯のキラキラ光ってるほうが 接着面になりますのでお間違えのないように!

▼そしてこの接着芯をアイロンで貼り付けて行きます。アイロンの設定はドライ・中温で行います。この辺り、詳しくは接着芯のパッケージに記載がありますので確認してみて下さい。

▼アイロンがけが完了したら余熱が取れるまで一旦放置!

手順3:表布に印を付ける

▼手順1で作成したクリアファイルの型紙を表布の裏側において、ずれないように重しになるものをおいて「しるし付けペン」を使って印をつけていきます。

この時点では、型紙の外側(輪郭線)の部分のみ印を付けるだけでOK。

この「しるし付けペン」とやら、非常に優れもので、時間が経つと自然に消えるので一時的に印を付けたい時などに重宝します。

手順4:表布と裏布を合わせて縫う

▼このように手順3で印を付けた表布と手順2で接着芯を付けた裏布の表どうしを内側に合わせて…

▼このようにマチ針で留めていきます。

▼この時にカーブの部分は ずれやすいためマチ針の間隔を少し狭くします。

▼こちらが裏布側から見たイメージ。接着芯の端が印代わりになっています。

手順5:周囲をミシンで縫う

▼後ほどひっくり返すところだけ8㎝ほど残し、周囲をマチ針を外しながらミシンでぐるーり縫います(赤い糸の部分)縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。

※返し縫いについて

今後ミシンで縫う部分の縫い始めと縫い終わりは必ず返し縫いを行うようにします。

▼全体を縫ってみると、こんな感じに。8cmの箇所は角が直角の辺の所ですね。

手順6:端っこの裁断(縫い代の始末)

▼カーブの部分は、ひっくり返した時に丸みがきれいにできるように縫い代を7㎜位残して切り落とします。

▼直角の部分は、ひっくり返した時にすっきりさせるため、このように切り落とします。

▼この工程が終わった時の全景がこんな感じに。

▼そして、カーブの部分は、ひっくり返したときに丸みがキレイに出るように5mm間隔5mm程度の切込みを入れておきます。ミシンの縫い目まで切らないように!

手順7:布の外枠のアイロンがけ

▼ミシンの縫い目のところを 折り返しながら 周りにアイロンをかけます。

※各工程ごとにアイロンをかけると仕上がりがきれいです。

▼先程切り落とした角の部分は縫いしろを折り曲げておきます。

▼先程8cm縫い残しておいたところから裏から表にひっくり返します。

ちなみに

カーブのところの縫いしろに切り目も入れ無いと、ひっくり返した後、この部分に厚みが出て丸みがきれいになりません。

▼こんなふうにこのままひっくり返すと

▼こんな風に丸みがきれいに出ず少しゴツゴツした印象に。

ですので、ひっくり返す前にかならず丸みの部分は切り込みを入れておくようにしましょう!

返し口を縫う前の調整

▼ひっくり返しても角の部分が奥まっている時は、目打ちを使ってゆっくり引き出すように するときれいにできます。

手順8:一度アイロンで整える

▼ひっくり返したら、全体を整えるためアイロンを掛けます。特にカーブの丸みが落ち着くようにその部分は重点的に注意深く掛けましょう。

手順9:返し口を縫っていく

▼そして、先程残していた8cmの返し口を表布と裏布がずれないようにマチ針で留めて端からミシンで縫って塞いでいきます。

▼こちらが返し口を縫い終わったところ。端から2〜3㎜のところをステッチも兼ねて縫っています。

手順10:小ポケットを作る

▼裏布に小ポケットの印を付けます。「しるし付けペン」で点々を付けて点線を書いていくイメージ。端から3㎝、ステッチをした方から直角に9.5㎝のところまでが小ポケットの範囲になります。

▼ちなみにこの工程は片面のみでOK。

▼次に、表布面を内側に合わせて、ずれないように クリップで留めます。この時、布地が厚くなっているのでマチ針だと刺しにくくずれやすくなります。クリップで留めたほうがやりやすいです。

そしてこの点線部分をミシンで縫っていくと、

▼小ポケットが縫えました。

ここでも返し縫いを忘れずに!

手順11:大ポケットを作る

▼大ポケットを作ります。 カーブの側を15㎝折り返して クリップで留めます。

▼2枚とも 15㎝で折り返します。

▼この部分は、クリップで留めるだけでは縫いにくいので、マチ針からマチ針のところをしつけ糸で仮縫いします。

▼端から2~3㎜のところをポケットの底の方から 縫い始め、下記の写真の箇所まできたら補強のため返し縫いをします。

▼続けて ポケット口のステッチを縫います。

▼ここでもまた返し縫いをします。

▼両方とも縫ったところです。マチの部分ができました。しつけ糸を取ります。

▼これで大ポケットは完成!ミシンで縫うところは終わりました!

手順12:プラスナップを取り付ける

▼プラスナップの取付位置を決めます。本来なら中心の11.5㎝・端から1.5㎝のところですが製作を進めていく段階で数ミリのズレが発生するときがあるので、その場合には採寸して中央にくる位置をプラスナップの取付位置とします。

▼机に傷が付かないように 厚みのあるものを置いて 目打ちで 穴を開けます。

▼プラスナップを1組用意します。今回のプラスナップは専用のハンディプレスを使ってつけるタイプです。大きめのスナップ、マジックテープでも いいです。

完成!

▼これで完成!全体の縫う作業とプラスナップの取り付けも完了しポーチとして出来上がった喜びに浸るひととき。

▼最初の型紙で作成した角の丸みの部分もうまくRが出ていますし、小・大ポケットも各所返し縫いをしているので丈夫な作りになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した「ポーチ」の作り方、ミシンがあればどなたでも作成することが可能で、出来上がったポーチも、バッグの中に入れておいて、病院の診察券やポイントカード、その他さっと取り出せるものを入れておくのにとても便利ですので、ご自分でお使いいただくのも、友人や家族にプレゼントするのも凄く喜ばれると思います!

今回のご紹介が皆様の参考になれば幸いです!

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