ハンドメイドで可愛い『移動ポケット』の作り方-簡単に作れる型紙付きで手作り




元気が有り余るお子様に、クリップでお洋服に止めておける移動ポケットにティッシュやハンカチを入れておけると大変便利ですよね。お洋服にポケットが付いていない時もとても重宝します。

またお洋服に付けるものだからこそ可愛く、お洋服全体のバランスが取れたデザインにしたいものです。

そこで今回は小物を入れておける移動ポケットの作り方をご紹介します!

今回の作品はクリップ付きでお子様にお付けいただく形になっていますが、大人の方はクリップは付けずに、ポケットティッシュとリップクリームなど、小さなものを入れる小物入れとしてお使いいただけます。

インスタはじめました

完成品

まずは完成品のイメージがこちら!

 

スナップボタンも付いているので、動き回っても蓋が開いて『中身が落ちたー!』なんて事もありません。

用意するもの

▼こちらが今回移動ポケットの制作に際して用意する材料・道具一覧です。

  • 布(木綿など)
    • 15㎝x36㎝:1枚
    • 15㎝x26.5㎝:1枚
  • 布テープ(1㎝幅のもの):15㎝
  • プラスナップ:1組
  • クリップ:2コ

本作品の裁断図

▼今回作成する移動ポケット用の裁断図はこちら(画像クリックして拡大)

上記の裁断図を参照に予め切り出した布を用意しておきましょう。

ちなみに「用意するもの」で記載されている布のサイズと裁断図の布のサイズが違う!と思うかもしれませんが、布のサイズは裁断図の寸法に対して外側の縫い代分+1cmをしています。

①まずは裁断図の通りに印を付ける

まずは、裁断図に従い、「自然に消える印付けペン」で印を付けます。

テープを付けたり山折り、谷折りするための印です。

②クリップをかけるためのテープを付ける

まち針で目印

次に、長さ26.5cmの方の布にテープを付けていきます。

この布を一度ひっくり返し、表面を上にし、裏側に引いた線の位置がわかりやすいように

▼目印としてこの位置にまち針を刺します。

テープを当てていく

まち針を刺した位置にテープを当てて行きます。

この時、テープの下のラインと布に引いたラインを重ねるようにテープを当てていきます。

▼テープと印を合わせながら待ち針で留めていきます。

▼縫いつけるためにテープの中心(端から7.5㎝)と中心から左右に3㎝の所(2箇所)に印をつけます。テープの端から5㎜のところにも印を付けます。5㎜のところは後々縫い代の中に隠れます。

③テープをミシンで縫い付ける

先程の工程で印をつけたところにミシンで縫っていきます。

▼縫う順番は、

  1. 中心
  2. 中心から3cm
  3. 端から5㎜

の順に 2、3度返し縫いをしながらしっかり付けます。

④ティッシュの取り出し口を縫う

今度は、ティッシュの取り出し口を縫っていきます。

▼縫う前に、布の下部分・この場所にアイロンをかけます。

縫い代を1㎝つけているので端から2㎝付けた印のところで折って、一度開きます。

▼今度は1㎝のところを折って、再度アイロンがけをして三つ折りにします。

▼2枚ともアイロンをかけて、こんな感じに。

⑤取り出し口にステッチをかける

▼先程折ってアイロンを掛けた部分に端から2㎜位のところをミシンで縫います。

縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。

▼ここまでの作業を俯瞰するとこんな感じに。

⑥ティッシュを入れる部分を作る

アイロンをかけながら折る

▼テープを付けた方は、4.5㎝のところ谷折りしてアイロンをかけます。

▼長い方の生地(ケース内側の部分)は14㎝のところを谷折りしてアイロンがけ、

▼さらに5㎝のところを山折りしてアイロンをかけます。

▼2つの布の谷折り・山折りが完了するとこんな感じに。

2枚の布を重ね合わせる

▼表同士を合わせて2枚の布を重ねて合わせます。

▼重ね方はこんな感じ。

▼ティッシュを取り出す部分は、テープの付いた方が下から受ける形で、長い布の方の取り出し口の部分が上から 5㎜重なるようにおきます。

⑦ケースの本体を縫う準備をする

▼端から1㎝のところに印を付けます。

▼蓋の角の部分に丸みをつけます。

カーブの型を厚紙で作っておくと同じカーブの印が簡単につけられて次回以降とても便利です。

反対側も厚紙をひっくり返してカーブの印をつけます。

⑧ケースの本体を縫う

▼縫う部分をまち針で留めたところがこちら。

ミシンを使って縫っていく際は、紫色のクリップ部分(左)からスタートし、ピンク色のクリップに向かって縫っていきます。カーブのところはゆっくり縫うように心がけましょう。布がずれたりするのが心配な方はしつけ糸で仮縫いしてもいいですね。

▼縫い終わったところです。

⑨縫い代の始末をする

▼縫い代の始末をします。角の部分を切り取ります。

▼最後にめくるように引っくり返した時にカーブの丸みがきれいになるように、ハサミで7~8㎜の切り込みを入れます。

⑩アイロンをかける

▼ミシンの縫い目に沿ってアイロンをかけます。カーブのところは縫い目を折りながらしっかり と。

⑪ティッシュケースの形にする

▼縫わなかった下のところが開いています。ここからひっくり返していきます。

▼第1段階。半分返します。

▼第2段階。蓋の部分まで返します。

▼最終段階。ティッシュ入れの部分を出して形が見えてきます。

▼外側はこんな感じです。

⑫全体にアイロンをかける

▼蓋の周囲にステッチをかける前に全体にアイロンをかけて整えます。

⑬蓋の部分にステッチをかける

▼緑色のクリップ(左)から青色のクリップを通って緑色のクリップまで、蓋の表側(テープをつけた側から)から、端2㎜位のところにステッチをかけます。

▼縫い終わったところです。

⑭スナップを付ける

動いても中の物が飛び出したりしないようにスナップを付けます。

▼端から1.5㎝位の蓋の中心に目打ちで穴をあけます。

机に傷がつかないように厚いものをおくと良いでしょう。手で持って開けるときは、目打ちの先で怪我をしないように気をつけてくださいね。

▼もう片方のスナップは引っ張った時に取れにくくするための縫い代の折り返し部分(生地が3枚になっているところ)に取り付けてください。

これで多少なり強い力でスナップを開けようとしても壊れにくくなります。

完成です!

まとめ

今回はプレス機が必要なタイプのスナップボタンを使いましたが、手で付けられるタイプやマジックテープ、スナップでも良いかと思います。

また、今回の生地は上下が無い水玉模様のため気にする必要ありませんが、キャラクター絵の入った柄の布を利用する際は、ポケットの蓋を締めた時にキャラクターが上下逆さまにならないように気をつけましょう。(スナップを閉じた時にキャラが逆さまだと少し残念ですもんね)

お子様のみならずお母さんも使うことができますので、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれると思います!

ぜひ、制作してみてくださいね!

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